11月27日(水)19:30〜大野町町民会館において、大野町青少年健全育成推進協議会の講演会が開催されました。
生憎のお天気でしたが、大野町小学校の先生方をはじめ多くの町民の方々にご参加いただきました。
講師は、石川県西田幾多郎記念哲学館専門員の大熊玄先生。
3人のお子さんのお父様でもある先生のお話に親近感を覚えながら、耳を傾ける参加者。
米国の高校生の9割以上・中国は8割以上が自分自身を価値がある人間だと思っており、その殆どが先生や保護者から優秀だと認められていると思っている。
それに比べ日本の高校生は・・・自分は価値があると思っている人は3割強で、先生に優秀だと認められていると思っているのは2割弱というアンケート調査結果のお話から講演が始まりました。
ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね
そうよ かあさんも ながいのよ
ぞうさん ぞうさん だあれが すきなの
あのね かあさんが すきなのよ
−−−−−まどみちお「ぞうさん」
この詩は、まわりから虐められても、大好きなお母さんと同じ象に産まれて良かったと思っている、自己肯定感いっぱいの子象の詩。
うさぎとかめのカメは、自分のルールを持っていて、嫌な奴(うさぎ)の申し入れも受け入れ、どんなに引き離されても自分を見失わない素晴らしいカメ。
白雪姫の悪い王妃は「魔法の鏡」の答えに翻弄され、自分の美しさが判らなくなってなってしまった残念なお話。
今まで、何気なく歌っていた歌や童話を、このように解説されると・・・だんだんと先生のお話に引き込まれてしまいました。
ご参加の皆さんも同じだったのではないでしょうか?
予定時間を少し過ぎてしまいましたが、最後に育友会実行委員の三輪さんと副会長の川島さんが先生にお礼の言葉を述べて、無事に講演会が終わりました。
講演会というのは、即効性はあるのですが持続性がない事が多いものです。
それでも、ご参加の皆さんの心に何か一つでも子育てのヒントとなるモノが生まれたら良いなと思っています。
大熊先生、お仕事でお疲れのところ本当に有り難うございました。
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