8月20日(土)
武庫川女子大学の三宅正弘先生をお迎えして、本年度のコミュニティ活性化事業「B級グルメ&C(sea)級グルメを作ろう」の第一回目の講演会を開催しました。
大野町にはイベントなどで、手軽に提供出来る「B級グルメ」という物がありません。「こまちなみフェスタ」などで町外から多くのお客様をお迎えした時に、大野独特の「B級グルメ」が有れば良いなという事で、今年の事業のテーマが決まったのですが、三宅先生の講義は
「B級グルメにご用心」というタイトルです。少し不安を抱きながらも講演会が始まりました。
講義を聴いているうちに、演題の意味が何となく解ってきます。
「お好み焼き店は町の公共施設である。」
「町にとって温かい場所」「井戸端会議所」
コミュニティがしっかりしている土地にはB級グルメを新たに作る必要はない。
その土地の人々が昔から慣れ親しんできた物を掘り起こす事。
B級ではなく、シー級(S級)グルメを考える事も良いのでは?
ヒントは町や家、年中行事にある。
先生は、都市計画がご専門の工学博士ですが、ノートには「ケーキ」の専門家と見間違う程のカラフルなケーキの水彩画が・・・ピンクの可愛いお弁当箱は、徳島の「遊山箱」。
本当に多方面で町づくりを研究されています。
先生のご希望で、分厚い「大野町史」を事前にお送りしてありました。(しっかり読んでいただいたみたいです。)
先生の博士論文のテーマは「石」
「僕の町はピンク色」といって持ってこられたのが、故郷、芦屋市の石です。
大野町の石にも大変興味をお持ちのご様子でした。
1時間の予定がお話の内容が豊富だった為、時間もオーバー気味でしたが、本当に中身の濃い授業を受けることが出来ました。
町づくりというより、「大野町」について改めて見直す機会を与えて下さった三宅先生と、先生をご紹介して下さった小林先生に心から感謝申し上げます。
有り難うございました。